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さまざまな視点から

バンドサウンドを考える。

​そのきっかけ作りに。

 ピアニストには師事したピアニストがいることでしょう。

絵画でも、書道でも、吹奏楽でも、野球でも、きっと師はいたはずです。しかしバンドで音楽を演奏している多くの人は、影響を受けたアーティストはいても、その殆どが、書籍や情報から得る独学の人が多い。

 それはバンドマンの性質なのか。お行儀よく誰かに習って、誰かの言いなりの音楽を奏でるだなんて、ロックじゃないと思っている。そんなのは望んでないという事。バンド塾を運営するスタッフも、みなバンドマンです。同じ気持ちで自己研鑽をしてきました。ただ一つ、文化として日本の音楽は現在衰退の一途をたどっているのではないかと考える日があります。それは日本におけるバンドサウンドを考え、理解し、導く環境が極めて少ないからです。

 さくらホールバンド塾では、テクニックのお話はほとんどありません。「そのプレイは間違っている」なんてことはロックの世界ではないからです。あるのはGoodかBadか。例えばベース音とギターの低音が同じ音域を奏でるとどうなって聞こえるか。その音がSRで観客に向けて出力されるとどうなるのか。

​ 個々のテクニックの外のお話。良い音楽を考える。そのきっかけと、音響の知識を共有して、自分の理想とする音を作り上げていく事こそがバンド塾の目的です。

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